ISA-WELD®

ISA-WELD®シリーズは、銅と当社の抵抗合金を電子ビーム溶接で一体化させた、堅牢な複合材料から構成される高精度かつ大電流測定に対応したシャント抵抗器です。

 

設計自由度と大電流への対応

アプリケーションに合わせた自由自在な成形 この複合材料は、打ち抜き加工や曲げ加工により、用途に応じたさまざまな形状に成形することができ、設計の自由度を大きく高めます。これらの大電流対応シャント抵抗器は、バッテリーマネジメントシステム(BMS)をはじめ、自動車産業、充電技術、駆動技術などの分野で幅広く採用されています。

柔軟な製造プロセスと多様なデザイン ISA-WELD®抵抗器は、電子ビームで縦方向に溶接された3層のストリップ材から打ち抜き加工によって製造されます。このプロセスは柔軟性が高く、ストリップの厚みや幅、使用する抵抗合金の選択まで、自由にカスタマイズ可能です。打ち抜き、曲げ、エンボス加工による自由度の高い成形プロセスは、アプリケーション設計における選択肢を飛躍的に広げます。

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ISA-WELD-Verfahren

電子ビーム溶接による高品質な接合

不純物を排除した高度な真空溶接プロセス 複合材料は、真空中で電子ビームを照射することにより、溶加材を一切使用せずストリップ材は連続的に溶接されます。溶接チャンバーへの投入前にストリップ材は洗浄され、接合面は常にクリーンな状態を保持します。これにより、溶接ビード内への不純物や酸化物の混入を徹底的に排除し、物性や冶金特性の異なる材料同士であっても、高品質かつ効率的に接合することが可能です。

狭幅の溶接部と優れた電気特性 当社の技術の大きな利点は、溶接領域の幅を材料厚の約3分の1という極めて狭い範囲に抑えている点です。この急峻な接合界面により、溶接部の合金層が抵抗値や電気特性に与える影響を最小限に抑えています。

高い放熱性と高電力耐性

電力損失の最小化 銅端子の導体抵抗が極めて低いため、製品全体の抵抗値は、実際の抵抗体の値とほぼ同等に抑えられています。これにより、部品全体の負荷による損失を最小限に留めることが可能です。

効率的な放熱 抵抗体で発生した熱は、高い熱伝導率と大きな熱容量を持つ銅端子へと、極めて効率的に排出・蓄熱されます。この優れた熱管理により、安定した動作を維持します。

高い負荷能力 極めて高い導電性を持つ堅牢な銅端子が、抵抗器内部の電流密度と熱分布を均一に保ちます。これにより、局所的な過熱(ホットスポット)を効果的に防ぎ、優れたパルス負荷耐性と連続負荷能力を実現しています。